バンド、やってみたい? 音楽をやりたい人のための15のメッセージ
- 2015/08/19
- 23:31
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今回、音楽関係の仕事について少し書いてみます。
バンドに興味がある人・バンドを組んだことがある人。
多くいることでしょう。
バンドというのは究極の人間関係であり、弱肉強食の世界。
もしもプロとして飯を食えるレベルに本格的にやるのであれば
当然、高い意識レベルでの思考と行動が必要になってきますよね。
1.音楽をはじめるなら、あれこれ考えずまずは飛び込む
誰だって怖いです。でも、自分がやってみたいと思うのなら、まずは飛び込むこと。
当然ですが、若いほうが無茶もできますよね。
ただ、音楽をすることに年齢制限はないので、還暦を迎えようが、仕事があろうが、
うまくバランスさえ取れれば誰でもやる資格のあることです。
2.音楽やバンドをしてみてのギャップから次の段階へ
バンド活動が順調にいく人はそうはいない。
趣味として仲間内で楽しむことが目的であれば苦悩することもさほどないが
売れることを目的にしたり、ライブをしてそれなりのお金が絡んでくると悩みも出てくる。
また、「やりたい音楽と違う」、「人間関係が違う」
などというありがちな悩みを抱えるケースは非常に多い。
それで活動が休止することになったからといって、バンド自体をやめるのはもったいない。
もし次やるときは、「誰とやるか」を大切にする。楽しくないのは単純にもったいない。
そして、誰とやるか以上に大事なのが、「どんな音楽をやるか」
お互いが好きな音楽が基本ベースにないと、やはり辛いです。
この2つはクリアしてから組むようにしたい。
3.現実を思い知る作業
上の続き、つまり「現実を思い知る作業」は誰しもが通る道ということ。
バンドなんて余裕っしょ!!と息巻いていても、現実は厳しい。
ライブをするのにもお金がかかる。当然人を呼んでノルマだってこなさなければならない。
でもそれにひとつひとつ解決策を見つけ出し、超えてゆく。
壁ができたら、それは自分が今より成長できるチャンスだということを忘れずにいたい。
4.多様な人間性を理解すること
バンドという形態は煩わしいことも当然起きる。
なぜならそれぞれに個々の性格や尊重するものがあるから。
5人組なら5人にそれぞれ性格や思想があるわけで、
それをひとつにするというのはまず容易なことではない。
なのでバンドを組む前に、基本ベースの一致をまずは図りたい。
まずは性格や空気感が自分に合っているかどうか。
これは理屈ではない。尊重しあえない人間関係は辛い。
それから、その人がバンドをするにあたって何に重点を置いているのか
「楽しむこと」が1番なのか
「売れること」が1番なのか
「モテること」が1番なのか
テクニックうんぬんはそのあとの話。
繰り返しになるが、グループでひとつのものに向かうというのは簡単なことじゃない。
自分がそのグループをまとめあげる力だって必要になってくる。
あまりバンドをすること自体を難しい話にしたくはないが、
長続きしない、本格的に飯を食べていきたいと思う人はそういうことも考えてみるといいかもしれない。
5.好き・嫌いだけではバンドは成り立たない
上の続きになるが、協調性や尊重性がなきゃグループとしての継続は難しい。
その人間関係の中でどうしても磨かれていく部分ではあり
個性というカドはどうしても少なからず、丸くなってゆく。
その人の「好き」が他の人間の「好き」になるとは限らないからである。
だから議論を重ねて落としどころを見つけることが必須になる。
そういうのが煩わしくて嫌ならアーティストとしてソロでやるべきだし、
その上でどうやって自分を動かしていくかは、当然自分で決めなければならない。
それをサポートやプロデュースしてくれる人がいるというのは本当に大きなこと。
また、スタジオミュージシャンやサポートとして与えられたパートを弾くという形態もある。
6.多くの人を巻き込む、多くの人に認知されること
認知されるということは、見ず知らずの人が自分を知るということ。
それこそ有名なバンドマンになれば、ネット、テレビなどを介して多くの他人に知られることになる。
それはもう「有名人」と言えるだろう。
そういう状態は、たとえ望んでいたとしても、はじめは相当な違和感を覚えるはず。
チヤホヤされることもあるが、行動に制限がでたり、決して良いことばかりでもない。
ただ、多くの人を意識することで自分も変わってゆくし、違和感が快感に変わるかもしれない。
バンドというのは、多くの人を巻き込んでこそ成り立つものである。
7.人の放つエネルギーの大きさを思い知る
上の続きになるが、バンドは全て人で成り立っている。
入り込むほどにそれを思い知ることになるだろう。
そして人の力の偉大さ、大きさを知る。
音楽ファン、バンドファン、プレイヤーそういう「人の集合体」が放つエネルギーはすごい。
サッカーや野球を見ていても感じるだろう。
そういう空間にいることは自分を突き動かすキッカケになりやすい。
8.音楽業界は狭い
バンド業界はやってればやってるほど、どこかで知り合いと繋がっていたりする。
だからこそ、人とうまくやっていくことができるスキルというのはかなり大事。
狭いからこそ輪ができるし、その中で自分が輝く方法を考えることができる。
ただ狭いとはいえ、バンドマンなんて星の数ほどいるわけだから、臆せずに飛び込んでいけばいい。
ピラミッドの上を目指してひたすら突き進めばいいのである。
9.一気にステージを駆け上がることもある
昔一緒にライブをしていた仲間が気づいたら、爆発的に売れて武道館に立っていた。
武道館まで行かずともかなり売れている。
気づいたら一瞬で駆け上がる、名を馳せる、そんなことも往々にしてあります。
この世界は年功序列などなく、うまさだけで決まるわけではない。
確かに用意された椅子は限られているかもしれないが、誰にもチャンスがあるということ。
自分が虎視眈々と行動するだけ。
10.音楽は料理と同じ
美味しい料理を提供できるかどうか。
ロック、ポップ、ジャズなどいろんな料理があるが、
美味しいものを耳で味わってもらうということに変わりはない。
バンドのライブであれば目で楽しませることも必要になるし
昨今はYOUTUBEなどが主流なので音だけでは満足しない、
"映像ありき"ということも言えるのでその辺も一度考えてみるといいかもしれない。
1000円や2000円、それ以上のお金を出して満足してもらい、
また来たいと思ってもらう。それってやっぱり簡単ではない。
11.全部1人でできちゃう人なんて極稀
メロディが浮かんで、詞を書いて、音を録音して、編集して、完成させて、それをライブで演奏する。
もしくはYOUTUBEなどに動画として公開する。
これをプロが認めるクオリティで全てできる人なんてそうそういない。
だから、役割分担をしていくなら、バンドはある意味正しい形。
絵やPV、メイクなども考えると音楽をやることは一人では困難。
理想のものに向かって人を巻き込んでいくことを考えるほうが自然ということになる。
12.ライブは1人 対 大人数
この図式は学校などの先生になったりプレゼンしたり、そういう機会がないとなかなかありません。
ステージから一斉に注目を浴びる。これははじめはかなり度胸がいること。
でも、全て慣れで、100回も場数を踏めば誰だってそれなりになれる。
「人」に苦手意識や克服願望を持っているなら、バンドで荒療治、どうでしょう(笑)
それが快感に変わる日がくるかもしれません。
13.自分の譲れないものがなにかを突き詰める
人は誰でも自分に譲れないものがあるはず。
音楽をやるなら「誰よりもモテたい」だって立派な動機。
自分にしかできないこと。強み。譲れないもの。
それを探し出してより具体的にし、突き進んでいきましょう。
はじめはギターをやっていたが、曲を作って自分で歌うことのほうが
本当にやりたいことだった、ということだってある。
14.批判や嫌われることを恐れない
そんなもん、キリがない。自分の捉え方を変えるほうが楽。
誰だってマイナスな意見のほうが記憶に残るけど、大勢の前に立つ以上そこから逃れる術はない。
YOUTUBEの「GOOD・BAD」を見てもわかるが、規模が増えるほどBADが一定数存在しないと成り立たない。
どんなに自分が素敵だと思っても、反対意見を持つ人は少なからず存在する。これは絶対。
ただ、BADの割合を減らすことは自分次第で可能。
ライブなどであれば、「8割OKをもらえれば良し!」ぐらいでいると非常に楽になります。
15.冒険と思考に終わりはない
話題性、メロディセンス、世界観、演奏力、パフォーマンス力、ビジュアル、外交力、マーケティング戦略・・・
音楽のことを真剣に考えるほど、考えは尽きないはず。
売れるものにはやっぱり理由があるし、人間の心理、好き嫌いのパターンが隠されている。
世界観・話題性があるバンドはそれだけで強いし、
そこにメロディセンスやパフォーマンス、演奏力が加わればなお良くて、
マーケティング、外交力が加われば鬼に金棒となる。
でも、やっぱり万人に理解されやすいメロディこそが絶対的な要だと思う。
音楽の好き嫌いなんて理屈じゃないから、根本はやっぱりここなはず。
まぁそれがいかに多くの人に触れて認知されるためにどう動く、なんていう
マーケティング的な要素のほうが今の時代ではより求められるわけですが。
「よくわかんないけど、なんかイイ!」
こういう理屈を抜きにした本能的な良し悪しを大切にしたいですね。
まとめ
音楽業界という、素敵で残酷な世界。
それでも、自分がやりたいならやる!!
この一言につきます。
もちろん生々しい現実は日々、ついてくる。
けどそれも勉強であり経験であり、成長です。
人間関係の中で磨かれるものは本当にかけがえのない宝物。
成長していく過程で、今自分に何が必要か、自分が何を本当にしたいか、
といったこともわかってくることもあります。
無駄なことを削減し、目指す方向へフルスロットルで向かいましょう。
というわけで長々と書いてしまいましたが、
「バンド、やってみたい? 音楽をやりたい人のための15のメッセージ」でした!
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